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《明日から使える特許調査と情報分析のポイント》
ゼロからはじめる食品分野の特許調査と情報分析マスター講座
講座概要
「特許調査は難しい」
「どうしたら良いのか分からない」
「こんな調査の方法で良いのだろうか?」
「特許情報分析を活用したいがよく分からない」・・・このような声をよくお聞きします。
特許調査や情報分析の必要性は十分に感じているが、どのように理解し進めて利用していくかに課題を抱えている一般食品、健康食品、プロバイオティクス、微生物利用などの食品系技術者に向けて、無料ツールとエクセルを利用した解決策を伝授いたします。
企画、開発、製造等の各場面において、特許情報を活用することは必要不可欠な時代です。特許情報はいわゆる「技術分野のビックデータ」であり、そこには様々なアイディアが詰まっています。同時に、競合他社の特許を調査することで類似する技術が明確になり、分析することでその開発戦略や技術的方向性が見えてきます。このような有益な情報源を活用しない手はありません。特に、機械、電気・電子、IT分野では活発に活用が進んでいます。他方で食品分野に目をむけると、これらの分野と比較して特許出願件数が少なく、その利用価値が感じられないと思われがちですが、それは違います。食品特許の出願件数は着実に伸び、特に大手企業では顕著であるといえます。
このセミナーは特許調査テクニックを習得して活用したい方々に向けて、食品関連技術を題材とした調査実習を組み込んだ実践的な講座です。実演を交えながら専門的なスキルや知識を習得したい方におすすめです。
期待される効果
特許情報を活用した以下の事項
- 効率的な企画・研究開発・生産の実施
- 現行製品、技術の改善・改良の促進
- 侵害等の開発リスクの提言
- 自社、他社の技術的ポジショニングの見える化
- 商品企画、開発戦略、テーマの効果的な立案
主な受講対象者
- 食品関連企業等の新入社員
- 食品関連企業等の研究・開発担当者、事業・企画開発担当者
- 食品関連企業等の知財部員、特許担当者で調査経験の少ない方
- 普段特許調査をしている中で疑問や不安などを抱えている食品系技術者
- 特許調査を習得したい中堅・ベテラン食品系技術者
セミナープログラム(予定)
1.特許調査の基本
1.1 特許調査の目的
1.2 特許文献の構造と理解
1.3 特許文献の読み方
1.4 侵害・非侵害の判断ポイント2.特許調査の実務知識
2.1 調査の種類
2.2 特許分類
2.3 用語の解説
2.4 データベース
2.5 母集団検索式の構築
2.6 ケーススタディによる特許調査
2.7 特許文献の抽出と評価3.特許調査実習
3.1 各種テーマによる調査実習
3.2 調査実習と結果のフォロー4.特許情報分析の基本
4.1 特許情報の特徴
4.2 特許情報活用のメリット
4.3 IPランドスケープとは
4.4 特許マップとツール
4.5 非特許情報の収集と把握5.特許情報分析の実務知識(ケーススタディと共に)
5.1 特許情報分析の目的の明確化
5.2 母集団検索式の構築
5.3 母集団のデータ処理
5.4 特許マップ作成と非特許情報収集
5.5 特許情報分析のフィードバック質疑応答
【受講に際し準備頂きたいもの】
本セミナーではJ-PlatPatからデータをダウンロードする実習を行います。
実習前日までに以下URLで、J-PlatpatでのCSV認証ユーザIDとパスワードをご用意ください。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1500持ち物
- ご自身のPC
インターネット接続が可能で、ブラウザ、Excel等の表計算ソフトがインストール済みのもの。
ご自身でPCやWiFiを準備することが難しい方は、弊社のセミナー用PCをご使用頂くことも可能ですその他
前日開催の「食用油脂の基本 マスター講座」を受講される方は9,900円/人(税込)の割引あり
講師プロフィール
中谷 明浩(なかたに あきひろ)
中谷技術士事務所 代表
技術士(農業部門・食品分野)
AIPE認定 知的財産アナリスト(特許)
JHTC認定 HACCPコーディネーター
エネルギー管理士 など
1993年 東洋製油㈱(現・㈱J-オイルミルズ) 入社
生産技術部門、研究開発部門(研究所)、知的財産部門を歴任。
生産効率化のための改善やプロセス開発、商品開発や品質改善、特許情報調査や分析、発明の権利化やノウハウ保護、契約、ライセンス、国内外係争対応などに従事。
2018年 中谷技術士事務所開業
特許マップなどの特許情報活用や知的財産実務支援を含む食品開発、食用油脂技術支援、改善などの食品生産技術支援を専門とする「食品技術コンサルタント」として活躍中。