
これから図面の読み方・描き方を学んでいくために不可欠な「前提能力」を養成!
「形状認識力」「空間認識力」が欠如していると、図面の勉強を進めていくこと自体が困難です!
図面を読む・描くための
空間認識トレーニング
《図面を学ぶはじめの一歩》
経験ゼロの新人の方、営業や事務系職種の方、とにかく不安しかないという方でもOK
業務に役立つ図解力の基礎を、1日で徹底的に鍛える講座です
講座概要
「3次元CADは使えるけれど、2次元図面が読めない」という課題を抱える技術者が増えています。これは、製造業における設計・開発職にとって、大きなハードルとなり得ます。
本講座では、「形状認識力」と「空間認識力」を鍛えることで、図面を正しく理解し、活用する論理的思考力を養います。まず、設計における2次元と3次元の違いを理解し、立体形状を平面図で表現する方法を学びます。
次に、ポンチ絵を用いたアイデア表現のトレーニングを行い、形状の特徴を的確に捉える技術を磨きます。
演習では、立体イメージのスケッチや図形の分割・合体、立体モデルの組み立てなど、実践的な課題に取り組むことで、論理的な思考力と創造性を同時に向上させます。この講座は、設計職の新入社員だけでなく、営業や調達など図面を扱うすべての方、社内の再配置により図面を扱う立場となったためリスキリングが必要になった方などの第一歩として、有益な内容となっています。
「図面」と向き合っていくうえでの基礎的能力を身につける機会として、ぜひご活用ください。《期待される効果》
- 図形などから様々な理屈の考え方が分かるようになる。
- 形状認識力・空間認識力を鍛えて創造性が豊かになる。
- 論理力(理屈)を日常業務に活かせるようになる。
- キャリアアップに向けた土台の構築
《主な受講対象者》
- 図面を読む立場の購買・調達・加工・検査の担当者など
- 図面を描く立場の研究・設計・生産技術・トレーサーの担当者など
- 図面に関わるスキルを身につけたい方、学び直したい方など
《セミナープログラム(予定)》
1. 設計の基本概念
1.1 2次元と3次元の違い
– CADの活用場面
– 投影図と立体の関係
1.2 ポンチ絵(=構想力)の活用
– 構想を表現する
– 手描きの重要性
1.3 論理的思考法
– 原理原則から考える2. 形状認識力・空間認識力を高める基礎演習
2.1 ストラクチャトレーニング
– 図形の分割と組立て
– 図形の合同分割
2.2 ビジョントレーニング
– 奥行きと空間の把握
– ワイヤーフレームと立体表現
– 錯覚ペーパークラフト演習
2.3 クリエイティブトレーニング
– 投影図から立体を描く
– 平面からの展開図理解
2.4 展開図の作成
– 板金展開の実践
– 箱構造の展開図課題3. 形状認識力・空間認識力を高める応用演習
3.1 ユニークなモデル組立て演習
講師プロフィール

小畠 祥平(こばたけ しょうへい)
小畠技術士事務所 代表
技術士(機械部門)
1級機械プラント製図技能士
1級機械組立仕上げ技能士
- 2005~2020年: プレス機械メーカにて主に冷間鍛造プレス機の機械開発に従事。その他、高速プレス機用湿式クラッチブレーキ開発、大型プレス機間搬送装置開発、C型汎用プレス機のリニューアルなども担当。
- 2020~2024年: 工作機械メーカにてマシニングセンタの機械開発に従事。小型で高剛性のフレーム設計や脆性材料加工仕様クーラントシステムの開発を行う。
- 2005~: 小畠技術士事務所
主に産業機械の機械開発に従事し、中でも要求精度の高い機械、繰り返し負荷を受ける機械の金属疲労に配慮した開発を得意としている。その他、大量に発生する板金部品の設計も得意。
現在は、要求精度の高い機械の開発経験を活かし、機械製図の講習や、多品種少量の板金部品設計経験を基に、実状に即した板金設計の社内標準化と技術者教育を実施している。
技術者として技術と技能の両立と、三現主義を大切にしている。