知識ゼロでも大丈夫!
はじめての図面の読み方
《設計製図Level 00 基本編》
講座概要
近年、3DCADによる設計製造プロセスの合理化が進められています。
大抵の3DCADには作成した3Dモデルから2次元図面を作成する機能が備わっているため、製図作業は楽になってきていると言えます。しかし、単に3Dモデルを2次元化しただけでは図面とは呼べません。
図面とは設計者の意図を伝える手段ですから、一枚の紙面に製造に必要な情報を的確に指示しなければいけないのです。そのためには、図面の正しい解釈と製図の作法を知っておかなければいけません。
本講座では、設計製造部門、生産管理部門の方はもちろん、営業や業務部門の方まで幅広い層を対象に、図面によく用いられる用語や投影図、各種記号を学びます。
形状を的確に理解し第三者に伝えるスキルを身につけるための「はじめの一歩」としてお役立てください。
※本講座の応用編は「設計・加工部門等と話せるようになる!ステップアップ 図面の読み方」となります。
併せてご受講いただくことで、機械図面の読み方についてより深い知識の習得が可能です。
期待される効果
- JIS製図ルールの基本知識
- 図面に描かれている記号や注記の意味への理解
- 紙図面(2次元図面)を見て立体形状をイメージできるようになる
主な受講対象者
- 新人設計者
- 図面を正しく読み、理解するための基礎知識を学びたい方(機械加工者、検査員、営業等)
セミナープログラム(予定)
1.図面の基本を知る
1-1. 業務における図面の役割とはなにか
1-2. 図面要素:図面にはどんなものが描かれているのかを知る
1-3. 実力診断テスト:○☓クイズによる現状知識の確認2.図面から形状をイメージする
2-1. 「投影法」とは:立体を平面上に表す「投影法」を知る
2-2. 「第三角法」で描かれた形状を読み取る:ミニ演習(投影図の描きとり)3. 図面に描かれている記号の意味を知る
3-1. 形状を表す寸法補助記号:∮、R、C、tとはなにか?どう使うか
3-2. 特殊記号について:M○○とは?H7とはなに?どう使うか
3-3. 演習問題1:寸法の描きとり(寸法がどの形状を表しているのかを理解する)
3-4. 演習問題2:寸法の描きとり(記号の意味を理解する)4.まとめ
4-1. 実力確認テスト:○☓クイズによる習得知識の確認その他
※受講される方は、マイク・カメラ付きのPCでご参加ください。
※受講者の方には、山田 学 著『図面って、どない読むねん!LEVEL 00 第2版』(日刊工業新聞社)をプレゼントします(お1人様1冊限り)。
当書籍や教材の送付先について、本セミナー受講料請求書の送付先(お申込時の住所)とは別の住所でご希望の方はお申しつけください。
講師プロフィール
藤崎 淳子(ふじさき じゅんこ)
Material工房・テクノフレキス 代表
長野県南信工科短期大学校 非常勤講師
独立行政法人長野職業能力開発促進センター松本訓練センター 講師
1980年代より、工作機械・工具販売商社、樹脂材料・加工品商社、プレス金型メーカー、基板実装メーカーなど数社の勤務経験を経てモノづくりの知識を深める。
紆余(うよ)曲折の末、2006年にMaterial工房・テクノフレキスを開業。
設計業者としては、主に電子部品製造メーカーの生産現場を支援する治具や機器の設計製作を請け負い、「一人ファブレス」として現場打ち合せ、設計、部品加工手配、組み立て、納品を一人でこなす。
他、「ママさん設計者シリーズ」と称した、モノづくり初心者にやさしい技術コラムの執筆と、製造現場に向けた次世代モノづくり人材育成活動として、機械製図基礎講習、加工法講習、3D設計ツールを活用した一気通貫モノづくり等の講習を行っている。
工作機械メーカー、部品加工メーカー等における社内研修の実績多数。