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無線通信技術入門《設計・トラブル回避のための基礎と実務》
受付中

無線通信技術入門
《設計・トラブル回避のための基礎と実務》

ハードウェア事例で学ぶ無線通信の全体像

  • 日程
    2026/8/25(火)
    13:30~16:30
  • 場所
    オンライン受講
  • 定員
    -
  • 受講料
    29,700円
    (税抜価格:27,000円)

セミナー詳細

昨今の無線機器は、Bluetooth、無線LAN、各種IoT通信など、多くがICやチップセットで手軽に実現できるようになりました。そのため、無線通信の原理を深く知らなくても、装置開発を進められる場面が増えています。

一方で、実際の開発現場では、

  • 思ったより通信距離が伸びない
  • ノイズで不安定になる
  • アンテナや設置環境で性能が変わる
  • 方式選定に迷う

といった、“無線ならでは”の課題に直面することがあります。

本講座では、無線通信の全体像を初学者にもわかりやすく整理し、

  • 電波はどのように伝わるのか
  • なぜ通信品質が変わるのか
  • アンテナや周波数は何に効くのか(通信の性質にどう影響するか)
  • Wi-Fi、Bluetooth、LTE等はどう使い分けるのか

といった実務で役立つ基礎知識を学びます。

数式や技術指標にも触れながら、無線通信を“なんとなくわかる”から“一歩会話できる”レベルへ引き上げる入門講座です。

 

主な受講対象者

  • 新しく無線機設計に関わるが無線通信の基礎を学んだことが無い技術者
  • IoTや通信機器に関心のある技術者
  • 信号処理、制御ソフトウエア開発の経験を無線機開発に活かしたい技術者
  • 無線通信以外を専攻としていた装置メーカーの電気設計技術者、チームリーダー
  • 電気電子の知識は多少あるが、無線については専門的に学んだことがない技術者

 

期待される効果

  • 技術資料・仕様書の無線関連用語が読み解けるようになり、理解力が向上する。
  • 通信距離・電力・ノイズの関係を定量的に捉えられるようになり、設計判断に活かせる。
  • 無線トラブルの要因(距離・環境・干渉・設計要因)を切り分ける視点が身に付く。
  • 無線通信方式(Wi-Fi、Bluetooth、LTE、LPWAなど)の特徴を整理し、用途に応じた方式選定の考え方を身につけることができる。
  • 無線機の構成要素の役割を理解し、システム全体の信号の流れを把握できるようになる。

 

セミナープログラム(予定)

1.無線通信はなぜ難しいのか
- 無線LANが使える条件やありがちな間違い事例
1.1 無線LANが使える条件と現場の前提
- 無線は古い? 使えるのが当たり前?
1.2 身近な無線活用とできること
- インターネット、EC、ケーブルレス
1.3 無線LANが使える条件とは何か
- 電波伝搬、アンテナが電気的に見える

2.身の回りで使われる無線技術とその役割
- 身の回りの「無線機器」紹介、送信優先と受信優先
2.1 自動車・交通・IoTで使われる無線技術
- 自動車FOB、衝突回避レーダ、ETC、VICS、ナビ
2.2 電波の特徴と、できること・できないこと
- 目に見えない範囲 回折・モノを突き抜ける、光と同じ性質、LTE、SUICA、

3.無線通信の基本原理をイメージする
- 電磁波とは何か / 波として伝わるとは何か / 音波との比較で理解する
3.1 周波数で変わる伝わり方と使い分け
- 周波数と伝達の関係のイメージ(VLF~ミリ波) どんな周波数帯があるか
3.2 通信距離と送受信電力の考え方
- 送信機と受信機 距離の2乗に反比例(自由空間損失計算式)
3.3 通信品質を決めるS/Nと受信性能
- 信号とノイズSINAD 所要S/N 電信、音声、データ伝送(歪み・EVM)
3.4 ノイズ・干渉で通信品質が落ちる理由
- なぜ無線が不安定になるのか / 他信号の影響 / 周辺ノイズ
3.5 アンテナ性能を左右する共振と整合
- 共振と整合、電力励起・共振、電波の行き帰り アンテナ整合、VSWR
3.6 無線機の構成と信号の流れ
- 送信部 / 受信部 / 周波数変換 / フィルタ / 制御系 どのような要素があるか
3.7 現場でよく使う無線用語の基礎知識
- 感度、分解能、APC、AGC、ダイナミックレンジ
3.8 トラブル事例から学ぶ無線設計の勘所
- 信号とノイズ 無線信号を見える化

4.電波に情報を載せる通信技術の基礎
- 概念解説(Baud、実効伝送速度 ハードウェアでの実現と解説)
4.1 変調・復調の基本と多値化の考え方
- AM、FM、PM 多値変調、データ伝送 QAM
4.2 無線機の進化と小型化の流れ
- 周波数変換、ダイレクトコンバージョン、ワンチップ化
4.3 現場で耳にする通信方式キーワード
- TDM、CDM、OFDM、SS、FH、

5.無線方式の選び方と導入判断のポイント
- Wi-Fi/LTE/LPWA/Bluetooth どれを使うか?どう選ぶか?
- 距離・速度・消費電力・コストからどう選ぶか

 

講師プロフィール

田口 恵一
田口 恵一

コスモICT イノベーション 代表
無線技術コンサルティングエンジニア
ものづくりエキスパート
技術士(電気電子)

  • 1989年4月~2017年7月  日本無線株式会社 特機事業部
  • 2017年8月~2021年8月  株式会社XrossVate、スタック電子株式会社、日本ソルテック株式会社 など
  • 2022年10月 コスモICT イノベーション

 

  • 大手無線機メーカーにて約30年間、電気技術部門に所属し、10機種以上の通信装置開発に従事
  • 無線技術を軸とした情報通信技術・装置開発により、無線応用分野における有用性向上と価値創出を実現
  • 企業向け技術アドバイスを年間100件以上実施し、課題解決および製品開発を支援
  • 通信関連分野で25件の特許を出願し、顧客ニーズに対応したソリューション提案を推進
  • 無線・有線装置のシステム設計、情報通信技術、回路設計、EMI対策、顧客向け技術・製品提案に幅広く対応
  • 部下指導・人材育成に加え、労務管理、原価管理、業務改善、利益率改善等マネジメント領域でも実績多数

 
メーカー向け技術支援事業を展開し、クライアントが開発後の「完成形イメージ」を具体的に描けるよう努めている。完成イメージを共有することで、プロジェクトの生産性向上と成功確率の向上につなげ、技術支援・アドバイスを行っている。
これまで多くのものづくり事業・プロジェクトに「とりまとめ」として携わり、プロジェクト推進では、メンバーが事業イメージを共有し、実感を持って取り組めるよう、コミュニケーションを重視してきた経験も活かし、現在は経営者・リーダー視点から、「イメージ」「実感」「コミュニケーション」を軸とした活動を推進している。

 

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