医薬品産業は規制が多く、創薬系の大学発ベンチャーの創出や成長には、起業家と組織を支える薬業支援家の密接な連携が不可欠です。この連携を支え、2025年4月に「 (一社)日本薬業支援家協会」を設立いたしました。本協会は、日本の創薬力向上と薬業支援家が能力を最大限発揮できる環境を整備し、教育やセミナーを通じて次世代の人材育成を目指します。

 

本講座では、大学発研究成果の迅速な事業化に必要となる技術移転、規制対応、ファンディング、マーケティング、薬事支援の実務までを一気通貫で学べます。さらに、実際の成功事例・失敗事例を交えたワークショップや演習を通して、現場で即使えるスキルを身につけます。

 

創薬系ベンチャーを志す方、既に起業している方、薬業支援に関わる技術者・コンサルタントの方々など、幅広いレベルの方に向けて設計された、実践型の総合講座です。

 

期待される効果

• 規制対応や薬事戦略の実践的理解
•  助成金獲得の申請力の強化（演習含む）
•  共同プロジェクトをリードできる構想力
•  グローバル展開に必要な規制知識と対応策
•  若手支援や教育モデルの構築方法
•  起業マインドと行動のきっかけ

 

主な受講対象者

• 製薬・バイオ企業の研究開発者、事業開発担当者
• 大学発ベンチャー設立に関わる研究者
• VC・起業支援機関
• 薬業支援家（薬事・知財・品質支援コンサルタント等）
• 創薬支援に興味のある社会人・学生

 

受講の前提

• 薬機法、GMP、特許などの基本理解
• 起業プロセス（法人設立～資金調達）の初歩的知識
• 医薬品開発に関連する技術的背景

 

 

セミナープログラム（予定）

第1章: はじめに

• 講演の目的と背景: 創薬支援とは何か?
• 起業家精神と薬業支援家の役割
• 業界の課題と現状

 

第2章: 起業家精神の重要性

• 研究者と起業家の両立の難しさ
• 創造性とリスク管理の実践例
• 新市場創出の実例とその要点

 

第3章: 起業に至る工程

• 法人形態と事業形態の整理
• 研究成果の出口戦略
• 助成金（GAP/JST/AMED/厚労省/民間）の種類と申請書作成演習
• VC連携と資金調達ストラテジー
• IPO/M&Aの実践例

 

第4章: 薬業支援の実務

• 薬機法・GMP/GQPの基礎と応用
• 研究シーズの価値最大化と地雷回避法
• CRO/CMOの選定・契約交渉演習

 

第5章: シナジーの成功事例

• 実例：大学研究者と支援家の共創
• 共同アプローチとその成果
• 事業継続のポイント

 

第6章: グローバル展望と次世代

• 新規モダリティーの創出と早期の産業創出に向けた事業戦略
• バイオ医薬、再生医療、核酸医薬の動向と国際事情外観
• 日米中欧規制比較の要点
• 若手人材育成と教育プログラム例

 

第7章: まとめと行動提言

• 受講者自身のアクション設計
• ネットワーキングの活用と実践方法
• 質疑応答セッション

 

備考

• LIVE配信をお申込みの方は、追加料金なしでアーカイブ配信の受講が可能です。

　セミナー開催日当日（10/16）に受講可能な方は、LIVE配信での受講をお勧めします。

　開催日当日の受講が難しい方は、アーカイブ配信受講のお申込みをご検討ください。