電気・制御系エンジニアのための機械の基礎
《 材料・加工・図面・機構の要点を押さえて、部門の共通言語を獲得 》
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- 日程
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2026/9/2(水)
10:00~17:00
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- 場所
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Zoomによる
オンライン受講
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- 定員
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- 受講料
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39,600円/人
(税抜価格:36,000円)
セミナー詳細
現代の製品開発では、スマートフォンや自動車、産業用ロボット、医療機器など、私たちの身の回りの機械が複雑に高度化しています。意図どおりに機能させるためには、部品を組み合わせるだけではなく、「動きの原理」と「作れる形」を正しく理解した上で設計することが欠かせません。本講座は、電気・制御エンジニアの方が機械分野の基礎を短時間で俯瞰し、実務で迷わないための共通言語を身につけていただくことを目的としています。
具体的には、まず機械の基本から材料力学の要点(厚み・長さ・直径が剛性やたわみに与える影響)を直感的に整理し、次に動きがある機械(機構学の初歩)として、回転/直動/ねじの基本ジョイント、クランクスライダ・四節リンク・ラック&ピニオン、さらに歯車・ベルト・チェーンといった伝達要素の特徴と注意点(バックラッシュ・摩擦・剛性)をわかりやすく解説します。
続いて、機械材料(アルミ/鋼/ステンレス/樹脂の特性と使い分け、環境条件や表面処理の基礎)を学び、機械加工(切削・旋削・板金・成形・3Dプリントなどの代表プロセスと、標準穴・隅R・深穴といった設計時の注意点)の全体像を把握していただきます。最後に、図面の読み方(第三角法・寸法種別・注記・穴・ねじの指示)を解説します。
受講後は、材料と加工法の初期選定、図面の最低限の読み書き、および機構の基礎理解に基づく一次切り分けが可能となり、設計品質の向上と開発期間の短縮、そして部門間のコミュニケーション効率の向上に貢献いたします。
主な受講対象者
- 電気/制御系エンジニア(初学者を含む)
- 組込み・ファームウェア開発者(機構インターフェースに関与する方)
- 設備保全・生産技術(治具・自動化装置の立上げに関与する方)
- 品質保証・調達(図面解釈や材料・加工の仕様理解が必要な方)
- プロジェクトマネージャ/技術営業・FE(機械と電気の連携点を把握したい方)
期待される効果
- 図示法・注記・穴指示などの共通言語を共有し、設計意図の読み違いを減らせます。
- 材料と加工法の初期選定を自走でき、現実的な仕様検討につなげられます。
- 図面の最低限の読み書きができ、単位・公差・仕上げ抜けによる手戻りを抑制できます。
- 機構の基礎理解により、ガタ・摩擦・剛性不足などの一次切り分けが可能になります。
- 設計・製造・品質部門とのコミュニケーションが円滑になり、レビューの合意形成が迅速化します。
セミナープログラム(予定)
1. 機械とは?
1-1.機械の定義と構成要素(エネルギ変換・運動伝達・構造)
1-2.機構と機素の関係
1-3.剛性・摩擦・慣性
1-4.安全と境界条件の基本
2.材料力学
2-1.曲げの基礎(片持ち梁・単純支持梁のたわみの考え方)
2-2.ねじりの基礎(丸棒のねじり剛性)
2-3.ヤング率・せん断弾性係数の概念
2-4.断面二次モーメントと幾何形状の影響(厚み・幅・長さ)
3.機構と振動
3-1.直線運動と回転運動
3-2.対偶
3-3.代表機構(クランクスライダ・四節リンク・ラック&ピニオン)
3-4.動力伝達要素(歯車・ベルト・チェーン)
3-5.設計上の基本注意(バックラッシ・摩擦・剛性)
3-6.振動の基礎(1自由度:固有振動・共振・減衰)
4.機械材料
4-1.アルミニウム(A5052 等)の特性と用途
4-2.炭素鋼(S45C 等)の特性と用途
4-3.ステンレス(SUS304 等)の特性と用途
4-4.樹脂(POM/ABS/PC)の特性と用途
4-5.表面処理の基礎(アルマイト/黒染め/亜鉛メッキ)
4-6.環境条件と材料選定(耐食・温度・電磁性)
5.機械加工
5-1.切削加工(マシニング)の概要
5-2.旋削加工(旋盤)の概要
5-3.板金・曲げ・溶接の概要
5-4.放電加工・研削の概要
5-5.樹脂成形・3D プリントの概要
5-6.加工制約が図面に与える項目(最小R・穴深さ・標準径)
5-7.仕上げ処理と製作フロー(見積→加工→処理→検査)
6.図面の読み方
6-1.図示法
6-2.寸法の種類
6-3.注記の基本
6-4.穴・ねじの指示方法
講師プロフィール
- 鈴木 敬一
鈴木技術士事務所 代表
技術経営修士(専門職)
技術士(機械部門・総合技術監理部門)
東京工科大学 非常勤講師
(公社)日本技術士会 正会員
(一社)日本機械学会 正会員
(一社)研究・イノベーション学会 正会員- 2007 〜 2023年: 国内メーカーにて紙幣識別装置の開発
- 2023 〜: 鈴木技術士事務所
紙幣識別装置の開発プロジェクトリーダーとして、新製品の企画立案から設計、試作、評価、量産化までの一連のプロセスを主導。開発過程における不具合の解決には、設計工学の手法を活用して原因の特定と対策の立案を行う。また、コスト削減にも注力し、部品の共通化や調達先の見直しなどを推進。
現在はエンジニア教育および研修開発にも携わり、次世代の技術者育成に注力している。専門技術の講座など、グループワーク・演習を交えた実践的な研修は高い評価を得ている。
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- 詳細
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- 日時
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2026/9/2(水)
10:00~17:00 - 参加費
- 39,600円/人
(税抜価格:36,000円)
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- 会場
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Zoomによるオンライン受講
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- 主催者
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日本アイアール
電話番号:
03-6206-4966
メール:
ir@nihon-ir.co.jp
Web サイト:
https://nihon-ir.jp/
