ChatGPTの急速な普及、バーチャル空間での取引拡大など、
大きな変化が続く情報マネジメント環境に対応するための実務情報を整理。
知財・法務・情報管理部門などが、いま押さえておくべき知識を3時間で学べます!
生成AI時代における秘密情報管理と
メタバース空間の知財対応
《 不正競争防止法の2024年改正も踏まえた、最新実務情報のポイントを解説 》
講座概要
近年、企業等にとって重要な秘密情報の漏えいが多く発生しており、その対策が急務になっています。また、生成AIなどの人工知能の進化と普及が推進される中、秘密情報管理にも新たな対応が求められています。さらに、「メタバース空間」のようなバーチャル空間における取引が増加する中、メタバース空間における知的財産管理のあり方についても関心が高まっています。
このような情勢の下、秘密情報を保護する不正競争防止法は、近年、改正を重ねており、今年4月より、「メタバース空間」における取引についても、その保護対象が拡大されました。
また、ChatGPTなどの「生成AIツール」による影響が顕在化する中、AI生成物の著作権保護のあり方について関心が高まっており、知的財産管理として対応が急務です。
本講演では、このような視点から、生成AIの利点と活用方法、生成AI活用の課題と対応について解説します。
また、メタバース空間における知的財産管理についても説明したうえで、生成AI時代の秘密情報管理の事例に基づいて、今後の対応策について解説します。
期待される効果
- 秘密情報管理の重要性を認識し、その現状と課題について把握できる。
- 生成AIの利点と活用方法を理解し、生成AIを適切に利用する方法について習得できる。
- 生成AI活用の課題と対応を理解し、生成AIのリスクに適切に対応する実務について習得できる。
- メタバース空間における知的財産管理、適切な知財実務について習得できる。
- 生成AI時代の秘密情報管理の事例に基づいて、今後の対応に向けたスキルを習得できる。
主な受講対象者
- 秘密情報管理に関心のある方
- 企業等において情報管理に携わる方
- 企業等における知財担当者
- 弁理士、弁護士
セミナープログラム(予定)
1.生成AI時代における秘密情報管理の重要性
1-1.生成AI活用の現状
1-2.営業秘密の保護の現状と課題
1-3.限定提供データの保護の現状と課題2.生成AIの利点と活用方法
2-1.イノベーションのスピード
2-2.文書作成のスピード
2-3.生産管理・在庫管理の効率化
2-4.生成AI活用の特許化3.生成AI活用の課題と対応
3-1.秘密情報の漏えいと侵害への対応
3-2.著作権による保護の課題と対応
3-3.個人情報の保護への対応
3-4.安全保障上の問題への対応
3-5.発明の新規性喪失への対応4.メタバース空間における知的財産管理
4-1.商品等表示の模倣行為への対応
4-2.形態模倣行為への対応
4-3.商標権、著作権の侵害行為への対応
4-4.情報セキュリティ5か条への対応5.生成AI時代の秘密情報管理の事例紹介
5-1.ノウハウの管理の事例
5-2.ビジネス情報の管理の事例
5-3.生成AIが問題になった事例
5-4.外国の秘密情報管理の事例
5-5.知的財産ミックスによる情報管理の事例
講師プロフィール
加藤 浩(かとう ひろし)
青山特許事務所 弁理士
1990年4月~2009年3月 特許庁審査官・審判官
2009年6月~現在 青山特許事務所・顧問弁理士
資格
弁理士、薬剤師