技術セミナー

セミナー情報

セミナー情報
受付中

GMPマネジメントシステムにおける
分析法バリデーション要求事項の理解と実務

《初任者向け》
分析法バリデーション入門

ICH Q2、ICH Q14の重要ポイントをやさしく解説

  • 日程
    【LIVE配信】
    2025/7/30(水)
    13:00~17:00
    【アーカイブ配信】
    8/1~8/18
    (何度でも受講可能)
  • 場所
    Zoomによる
    オンライン受講
  • 定員
    -
  • 受講料
    29,700円
    (税抜価格:27,000円)

セミナー詳細

分析バリデーションの考え方は、医薬業界のみならず、試験検査を伴う多くの業種にて採用されます。その目的は、製品試験や工程管理の試験検査に用いられる分析法が、使用される意図にふさわしいフロー、手順になっていることを立証することです。例えば、分析法の誤差が原因で生じる試験判定の結果が、ある一定の許容できる範囲であるかどうかを科学的に立証します。

 

本講座では、新人の方々にもご理解頂けるよう分析法の基本から入り、分析法バリデーションに従い実際に取得すべきデータをICHQ2「分析法のバリデーションガイドライン」に即して説明します。

また、新しく導入されるICHQ14「分析法の開発ガイドライン」についても、今後、どのような取り組みが必要になってくるのかを実例を交えて紹介致します。

 

 

期待される効果

  • ICHQ2,及びICHQ14の制定経緯や要求事項について知ることができます。
  • 分析法バリデーションの要素である「分析能パラメータ」の具体的な要求事項と、データ処理の方法を習得できます。
  • ICHQ14の制定に向け、医薬品の承認申請時にどのような分析法開発時のデータが必要になるのかを理解し、実際に取得できるようになります。
  • 統計解析の基礎的な部分を理解できるようになります。
  • 本講座を、試験検査担当者としての必要な力量を備えるための教育訓練の一環として利用することができます。

 

主な受講対象者

下記に携わっている方々

  • 医薬品、治験薬、化粧品、食品、一般化学品などの研究開発
  • GMP試験検査業務、及び医薬品の品質保証業務

 

セミナープログラム(予定)

1. バリデーション概要
1.1 GMPとは何か?
1.2 バリデーションの目的と、意図すること。
1.3 バリデーションの項目
1.4 バリデーションに要求される記録類
1.5 ICHQシリーズにおける試験法関連のテーマと、ICHQ2及びICHQ14の位置付け

 

2.分析法バリデーション(ICHQ2)の具体的要求事項と分析能パラメータ
2.1 特異性(Specificity)
2.2 直線性(Linearity)
2.3 範囲 (Range)
2.4 真度 (Accuracy)
2.5 精度 (Precision)
2.6 検出限界 (Detection Limit)
2.7 定量限界 (Quantitation Limit)
2.8 頑健性 (Robustness)
2.9 システム適合性試験
2.10 データ解析に必要な統計解析の基礎

 

3.ICHQ14「分析法の開発」ガイドライン
3.1 ICHQ14制定の背景と経緯
3.2 ICHQ14が求めているもの
3.3 承認申請に必要なデータとは
3.4 承認申請書に記載すべきデータの実例

 

4.分析法バリデーション記録
4.1 バリデーションマスタープラン
4.2 バリデーション計画書と報告書の記載事項
4.3 データインテグリティの要求事項
4.3 分析法バリデーションデータ取得におけるデータインテグリティの注意事項

 

備考

  • LIVE配信をお申込みの方は、追加料金なしでアーカイブ配信の受講が可能です。
    セミナー開催日当日(7/30)に受講可能な方は、LIVE配信での受講をお勧めします。
    開催日当日の受講が難しい方は、アーカイブ配信受講のお申込みをご検討ください。

 

講師プロフィール

松本 博明
松本 博明

株式会社Office貴席 代表取締役 社長

  • 1986年4月 旭化成工業株式会社入社 ライフサイエンス総合研究所
  • 2002年4月 旭化成株式会社 延岡医薬工場品質管理課 課長
  • 2007年10月 旭化成株式会社スペシャルティソリューションズ事業本部
    (兼)旭化成ファインケム株式会社品質保証部 部長
  • 2021年5月 QMSコンサルティング会社「株式会社Office貴席」を設立

 
ISPE Guide: Cleaning Validation Lifecycle – Applications, Methods, and Controls 執筆タスクチーム日本代表
日本ISPE Containment COP 会員 など
 
下記の認証取得、体制構築、文書作成、運用管理、教育などの支援で豊富な実績。

  • 医薬品GMP
  • 医療機器QMS(ISO13485)
  • CMC文書作成と薬事申請、及び規制当局による査察対応
  • 治験薬GMP対応
  • 医薬品の適正流通(GDP)
  • ISO9001
  • 化粧品GMP(ISO22716)
  • 化粧品原料GMP(EFfCI)
  • 食品GMP(ISO22000/FSSC22000)、HACCP
  • 医薬品の一次包装材料QMS(ISO15378)
  • 認定試験検査機関QMS(ISO17025)

 

★【LIVE配信】、【アーカイブ配信】のいずれか希望される受講形態をメッセージ欄に明記してください。