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【中国専利ニュース】中国国家知識産権局、新たな「特許事務処理システム」を開設(2023/04)

中国国家知的財産権局、新規「特許事務処理システム」を開設

中国国家知識産権局は、特許審査の質の向上と更なる効率化を図るとともに、公衆に効率的で便利な審査サービスを提供するために、従来の各システムに分散されていた特許事務機能の最適化の取り組みが行われ、2023年1月11日付で新規「特許事務処理システム」を開設しました。

当該システムはWebアプリ、モバイルアプリとクライアントコンピューターで利用することができます。(WebアプリのURLはhttp://cponline.cnipa.gov.cnで、モバイルアプリとクライアントコンピューターは、このURLからダウンロード可能)

ユーザー情報の登録を完了したユーザーは、当該システムにログインした後、以下の機能を利用できます。

1、特許出願とその関連手続について

当該システムを利用して、特許出願、実用新案出願、意匠出願、PCT国際出願、意匠国際出願、国内段階への移行手続、拒絶査定不服審判請求、無効審判請求の書類提出ができるだけではなく、特許局から発行された各種通知書、決定書及びその他の書類もオンラインで受け取ることが可能です

書面で提出した新規出願またはその他の書類について、国家知的財産権局は通常通りに受付します。

2、特許料等の減免の申請について

当該システムを利用して、特許料等の減免申請を提出することができます。提出済みの減免申請については、システムにおける「減免申請結果照会」を通じて審査結果を閲覧することができます。

3、各種特許事務について

当該システムを利用して、以下の特許事務を取り扱うことができます。

各種証明書類とその謄本、特許文書の閲覧と複製、優先権書類デジタルアクセスサービス、事務専用印鑑の届出、特許権質権設定登録、特許実施許諾契約届出、オープンライセンス声明、特許出願の優先審査等。

4、特許料金納付の関連事務について

当該システムを利用して、特許料の納付や照会などを行うことが可能です。

5、インターネット証拠の保存について

当該システムを利用して、特許審査に関するインターネット上の電子証拠を保存することができます

6、特許審査情報照会について

ユーザーはログインした後、新しい「中国及び多国特許審査照会システム」にアクセスすることができます。新システムは2023年2月1日12時から試験的な運用を開始しました。試験的な運用の期間中、2023年1月26日以降に特許局が取り扱う事務的情報は、新システムで検索できます。

一方、2023年1月26日以前に取り扱った事務的情報は、旧システムを利用することになります。

中国特許審査照会システムの変更についてはこちらをご参照ください

 

新システムには、検索結果の正確性と網羅性を向上させるため、発明の名称と出願人に基づく、あいまい検索をサポートするとともに、特許実施許諾契約届出の照会、特許権質権契約登録の照会、オープンライセンス声明の照会などの新機能も追加されました。