マーケティング分析による強み見極めと新商品テーマへの展開
講座概要
近年の製品ライフサイクルの短期化や生成AIなど革新的技術の進展により、従来からのトップダウンに頼る新規事業・新商品開発は限界に近づいているといえます。また経営層から研究開発部門に対して、新規事業や顧客価値の創造につながる研究開発テーマの設定、コア技術の獲得が、より一層求められています。
それには目まぐるしい環境変化の最中において、事業の柱ともいえるコア技術を正しいプロセスで選定し、かつ中長期期的な事業にひもづく開発テーマを描くことが必要です。しかしながら、「コア技術の選定結果に納得しきれない」、「コア技術を事業に活かしきれているかわからない」、「競合との比較する方法が分からない」といった声が多く上がっています。
本セミナーでは既存事業・商品はもとより、新市場への参入や市場そのものを創出する事業を目的とした、研究開発テーマを設定するために必要となるマーケティング分析や競合分析によるコア技術・強み資産の選定プロセスについて解説します。
次に、強み資産をもとに、将来にわたり自社のありたい姿を定義し、実現するための開発テーマを導く方法について、ケーススタディを活用したワークとともに学習します。
《受講後、習得できること》
- マーケティング思考を用いたコア技術選定プロセス
- 技術者に必要なマーケティング基礎と競合ベンチマーキング手法
- 業界における自社の位置づけを反映した技術戦略の立案法
《主な受講対象者》
- 新規事業企画担当者
- 技術開発担当者(研究開発、事業部門)
- 上記部門のリーダー
《セミナープログラム(予定)》
1.強み資産・コア技術とは
1.1 強み資産・コア技術の定義
1.2 強み資産の事例
1.3 研究開発におけるコア技術
1.4 コア技術選定プロセス
1.5 コア技術の指標例2.製造業におけるマーケティング活動
2.1 現代における取り巻く環境の変化
2.2 マーケティング分析におけるベンチマーキング
2.3 ベンチマーキングプロセス
2.4 ステージゲートにおけるマーケティング活動
2.5アンゾフの成長マトリクス
2.6 3C/ファイブフォース
a.3C(Customer, Competitor, Company)
b.既存同業者
c.新規参入企業
d.代替品
e.売り手・買い手3.既存・周辺市場におけるマーケティング・コア技術評価
3.1 目的・ゴール
3.2 計画
3.3 評価項目事例
3.4 結果分析
3.5 強み資産・コア技術選定
3.6 競合ロードマップ予測4.新規参入・新市場におけるマーケティング・コア技術評価
4.1目的・ゴール
4.2 評価項目事例:競合調査
4.3 評価項目事例:技術トレンド
4.3 市場ニーズ予測
4.5 未来に活かす強み資産・コア技術設定5.研究開発テーマへの展開
5.1 マーケティング結果分析
5.2 ありたい姿の設定
5.3 ありたい姿を実現するためのシナリオ作成
5.4 継続的な研究開発テーマとするためのポイント6.強み資産・コア技術選定ワーク
・ケーススタディによるグループワーク□質疑応答□
標準実施時間 5時間+休憩1時間
《その他》
※受講される方は、マイク・カメラ付きのPCでご参加ください。
※同一企業様から複数名同時にお申し込み頂くと、人数に応じて下記割引が適用されます。
[2名様⇒20%、3名様⇒30%、4名様⇒40%、5名様以上⇒50% の割引となります]
講師プロフィール
川崎 響子(かわさき きょうこ)
株式会社ファースト・イノベーテック 代表取締役
- 大学を卒業後、20年来に渡り、日本企業、外資系企業においてDRAMメモリ、LSI、組み込みシステム開発、技術戦略に携わる。
- 2003年より株式会社リコーにおいて、主に新規事業の立ち上げや新商品の開発に従事する傍ら、技術開発戦略の立案リーダーとして、事業提案から商品実用化開発まで「アイディア」を「形」にする業務に一貫して携わる。
- 現在、(株)ファースト・イノベーテック 代表取締役としてコア技術を活かした新商品・新規事業立ち上げ、技術戦略、ロードマップ立案や省リソース&市場探索型の開発推進法をテーマに企業支援を行う。
※メッセージ本文に【オンライン受講】【会場受講】のいずれかご希望の受講形式を明記してください。