M.Hさん
技術者教育企画のお仕事と
大学講師の二刀流を続けています。
- 入社年
- 2017年
- 基礎データ
- 理系大学院修了、大手メーカー知財部での勤務を経てアイアールへ
日本アイアールに入社して何年目になりますか?
かれこれ6年目になりますね。私は子育ての忙しい時にパートタイムの仕事でアイアールに入社しており、正社員になったのは子育てが落ち着いてからです。正社員になってからは4~5年になるかと思います。
現在主に従事している業務についてお聞かせください。
現在は日本アイアール技術研究所で主に技術者教育に携わっています。
具体的に言うと技術者教育事業で使用する教材を作成したり、講師の方をお招きしてのセミナーを、企画から担当したりします。セミナー用のカタログや小冊子などの編集に加え、教育関係の展示会の出展準備をするなど、業務は多岐にわたりますね。
教材作成では、通り一遍の市販の本に書かれていることだけでなく、ものづくりの会社に勤務する人が初めてその分野を学ぶときに、どんな困難に向き合うだろうか、今後その業界でどのような技術が伸びていくのかという点を考え、そこに配慮した情報をいかに付加できるかというところに重点を置いています。いきなりのOJTで挫折感を味わってのスタートよりも、よりスムースに現場に溶け込めるように配慮した教材作りを心掛けています。その点については、業界のトップランナーであるメーカーの技術職出身者の方々をスタッフとして有しているので相談しながら進めていくことができるので安心しています。教材作成は私が入社して間もなく走りだした社内ベンチャー的なスタートだっただけに、思い入れも強いです。
前職では何に従事されていましたか?
メーカーの知的財産部門に従事していました。主な業務は特許の出願やその中間処理、渉外に付随する調査などです。メーカー勤務時代に、リーマンショックや東日本大震災などのさまざまな社会的な出来事に加え、結婚・出産など個人的なイベントも含め、私自身を取り巻く環境が激変しました。それに加え、家族の病気の介護や子育て、業務に忙殺され、自分のキャリアを振り返る余裕すらありませんでした。
当時の働き方は社会情勢や家庭事情で仕方なかったとは思っていますが、肉体的にも精神的にも疲弊していく一方でした。
日本IRに入社したきっかけをお知らせください。
日本IRのことはメーカーの知的財産部に所属しているころから知っていました。当時から好印象を持っていましたね。アイアールが小粒ながらきちんと仕事をする会社であること、知財の仕事に対して常にどうあるべきかを真摯に考えて発信し続ける面白い会社であると思っていました。
転職する時、これまでのキャリアを生かしつつ、新しい技術に広く触れることのできる特許関連の仕事を希望する中で、是非ともアイアールに入りたいと思っていたのは事実です。縁あってアイアールに入ることができたとはいえ、当時は実家の手助けを請けながら子育てをスタートしたばかりでもあったので、その状況でも働きやすい環境として、パートタイマー職からスタートすることができました。
日本IRの社内の雰囲気,仕事のやりがいなどを教えてください。
スタッフの中には、この会社の人数がもっと少なかった時代から勤務している方や、チームワークで動くことを得意とする製造業出身の方が多いので、皆さんが大変な時は助け合う、あるいは大変になる前から助け合うということを自然と身につけている、こころがけている、という印象です。私自身が非常に助けてもらっています。
日本アイアールは仕事内容も多岐にわたりますが、フラットな組織なので、わからないことがあってもそれを詳しい方にすぐ相談できるというメリットがあります。
お休みの日の使い方や趣味などお知らせください。
土日は、大学の非常勤講師として博物館学を教える仕事をしていますが、これに関しても会社が現職に生かせるキャリアであると理解し柔軟に対応してくれたので、平日と休日とで違う世界に住むことができてリフレッシュできています。
完全にオフの休日は、子どもと自分の共通の趣味である史跡や博物館廻りを楽しんでいます。
ある1日の
業務スケジュール
- 09:00
出社
メールチェックとリプライ対応- 10:00
教育発注ご検討中のお客様とオンラインお打合せ・議事録の作成
- 11:00
技術公開セミナーの企画検討、講師との連絡調整
- 12:00
昼食
- 13:00
メールチェックと対応
- 13:30
社内の技術ライターさんとお打合せ
- 14:30
次回出展予定展示会の展示物作成
- 16:00
技術公開セミナーの講師との連絡調整
- 17:00
特許調査のお客様との連絡調整
- 18:00
帰宅
主に従事している業務について、大きな流れでお示ししましたが、案件によっては打ち合わせの時間や調査に費やされる時間が大きく変わってきます。ルーティン業務に決してならないところがアイアールの業務の面白いところかもしれません。
日本IRを志望される方にメッセージをお願いいたします。
学生時代、私は生物学が専門分野でした。その後、電機系メーカーの知財部の経験を経て特許に関して研鑽を積んできましたが、アイアールと出会ったことで、一つの専門分野やメーカーに在籍しているだけでは知ることのできなかったさまざまな分野のものづくりの知識や考え方を学ぶことができ、知識の幅にも広がりが生まれています。
日本アイアールでは個人的にも勉強になることがたくさんあり、毎日知らなかったことに向き合える新鮮さがあります。知的好奇心の強い方ならその欲求を満たすだけのイベントにあふれた仕事に出会えるのではないでしょうか。
私以外にも子育て中のスタッフや社員がいます。特筆すべきは社員個人の就業環境に大変理解が深い会社なので、ライフワークバランスについて会社と話し合うことができます。社員やスタッフが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を創出することが日本アイアールの強みだと思います。
知的好奇心と探究心の強い方であれば理系・文系ましてや男女の別を問わずアイアールはおすすめの会社です。
ぜひ私たちと共に働きましょう!