化粧品ビジネスの課題と成功要因を探る、 新たな顧客価値の創造から企業成長へ

2024年3月21日開催 アイアール技術者教育研究所 公開セミナー
化粧品ビジネスの課題と成功要因を探る、
新たな顧客価値の創造から企業成長へ
《何を変え、何を残すのか? どのような感動体験をデザインするのか?》
新たな顧客価値の創造から企業成長へ
セミナーの内容(予定)
1. VUCA時代を迎えて(社会変化の加速)
1-1 外部環境の変化を直視する(両極化の時代・VUCAの時代)
1-2 ESG、SDGs、CSV経営と自社独自性の提案
・日本化粧品工業会のサスティナビリティ指針
・化粧品業界におけるSDGsへの取り組み 他
1-3 未来志向の経営(パーパス経営)
2.化粧品ビジネスの特性
2-1 国内外化粧品産業の現状と展望
・日本の化粧品市場の特徴
・激変する化粧品流通
・アジア化粧品メーカーの台頭 他
2-2 化粧品ビジネスの特性
・化粧品ビジネスの特性
・化粧品業界のEC化
・化粧品業界の5F分析 他
3.顧客価値の創造
3-1 顧客価値創造の時代
・DX推進(資生堂のケース【事例】) 他
3-2 化粧品開発に求めること
・徹底的な顧客視点の追求
・不の解消と新たな提供価値の創造
・化粧品に求められる品質と開発の方向性 他
3-3 化粧品における意味的価値と顧客体験価値
・機能的価値競争から意味的価値の共創へ
・顧客体験価値を高める
・顧客価値を有用性情報に落とし込む(資生堂のケース【事例】) 他
4.新たな化粧品の価値開発
4-1 顧客インサイト起点の価値開発(マーケットイン)
・顕在ニーズと潜在ニーズへの対応
・商品コンセプトの作成(資生堂のケース【事例】) 他
4-2 自社コア技術を活かした価値開発(プロダクトアウト)
5.イノベーションを生む研究開発テーマのマネジメント
5-1 研究開発テーマのマネジメント上の課題
5-2 良い研究テーマを生むマネジメントの姿勢
・イノベーションを起こすキーポイント
・ステージゲート法からステージサポート法へ 他
5-3 オープイノベーション(知の探索)の成功要件
・オープンイノベーションの推進(資生堂、コーセー、花王他のケース【事例】)
・オープンイノベーション成功の要件 他
6.化粧品開発者の心得と組織風土の改革
・ダイバーシティの推進
・なぜ、ヒット商品やロングセラー商品が生まれにくいか? 他
講師プロフィール

植村 真樹(うえむら まさき)
日本化粧品技術者会 東日本支部事務局長
元 株式会社資生堂 フロンティアサイエンス事業部長
- 2011年 資生堂医理化テクノロジー株式会社 代表取締役社長
- 2015年 株式会社資生堂 フロンティアサイエンス事業部長
- 2020年 同 フロンティアサイエンスイノベーションセンター長
1987年慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了。同年株式会社資生堂入社。
基礎科学研究所にて新規医療用医薬品の開発研究に従事。その後、研究管理部、R&D戦略部にて17年間にわたり全社R&D戦略の策定、研究テーマの企画・推進に係る仕組みの構築、技術人材の採用・育成、風土改革、総務管理業務(HR、設備・環境、予算関連等)等、R&Dに関する業務全般を担当。
2011年資生堂医理化テクノロジー株式会社代表取締役社長として、株式会社資生堂のクロマト事業関連会社の経営全般を担当。2015年株式会社資生堂フロンティアサイエンス事業部長として13事業をマネジメント。
(尚、会社経営方針の転換により、全担当事業の他社への事業譲渡や終売を推進・完了)
2020年フロンティアサイエンスイノベーションセンター長として新規事業開発部門(研究所)を担当。
一般社団法人企業研究会R&Dマネジメント交流会議アドバイザー。
(著書・執筆他)
- 「これからの新しい化粧品・美容の価値について」(フレグランスジャーナル)
- 「研究開発テーマの選択・評価とその判断基準、見極め方」(技術情報協会/共著)
- 「研究開発テーマの探し方・選び方と評価の仕方/資生堂における研究開発テーマの発掘・選択と評価手法」(技術情報協会「研究開発リーダー」) 他