《強みを生かして新市場に挑む!》
コア技術を活用した開発ロードマップ作成のコツ
講座概要
製品やサービスの付加価値を高め、競争力のある差別化を図るには、新商品・サービスの差別化に不可欠な「コア技術」の選定、および実効性の高い開発ロードマップの作成・運用が必要です。
本セミナーでは、まず、そもそも技術開発ロードマップとは何か、その目的と効果を分かりやすく解説します。その後、技術開発ロードマップの作成手順と作成ポイントについて、戦略・ロードマップ立案に初めて取り組む方にも分かりやすく丁寧に解説します。
技術開発ロードマップは作成するだけで終わりではありません。競合他社や新規参入、代替技術の脅威に打ち勝つために事業や商品を企画し、市場探索を行うことで真のニーズをつかむべく改善が必要です。本講座は、技術ロードマップに限定せず、ビジネス視点でロードマップを作成・運用することをゴールとしています。
ワークを通してロードマップ作りのポイントを講師に確認できるため、ロードマップのブラッシュアップのコツを知りたい経験者のみならず、初めてロードマップ作成にあたる方も含めて広くご受講いただけます。
《受講後、習得できること》
- 技術開発ロードマップの基本構成
- 事業戦略と一貫した技術戦略の立案法
- 技術者に必要なマーケティング分析手法
《主な受講対象者》
- 新規事業企画担当者
- 技術開発担当者(研究開発、事業部門)
- 上記部門のリーダー
《セミナープログラム(予定)》
Ⅰ. 技術開発ロードマップの目的と効果
1.外部環境の変化
2.イノベーター理論と研究開発
3.技術開発ロードマップの目的と効果
4.未来予測の手法
5.ロードマップの種類
6.事業、商品、市場の一貫性を担保するロードマップとはⅡ. シーズ分析(コア技術評価)と潜在ニーズ発掘(マーケティング分析)
1.機能-技術定義
2.コア技術の評価法
3.技術以外の経営資源
4.PEST分析
5.アマゾフのマトリックス
6.3C/ファイブフォース分析
7.市場インタビュー
ワーク:ケーススタディーによるマーケティング分析Ⅲ. 新規事業へつなげるロードマップの第一歩
1.ステップ①アイディア発散
2.ステップ②アイディア収束
3.ステップ③5W1Hで示す企画書
4.ステップ④MLPで示す実現性と簡易マーケティング
5.ビジネスモデルの概要
6.エコシステムの概要
グループワーク:ケーススタディーによるテーマ設定Ⅳ. 事業‐商品‐市場‐技術
一貫性の担保するロードマップ作成
1.目指すロードマップの在りたい姿
2.要素①基本戦略
3.要素②前提条件
4.要素③マーケティング分析結果
5.要素④ロードマップ:事業
6.要素⑤ロードマップ:商品
7.要素⑥ロードマップ:市場獲得
8.要素⑦ロードマップ:技術
9.要素⑧研究開発テーマへの展開
グループワーク:ケーススタディーによるロードマップ作成Ⅴ. ロードマップにもとづき開発を推進するための5つの注意点
1.注意点①時間の流れ
2.注意点②スモールステップ
3.注意点③Win-Win-Win
4.注意点④優先順位
5.注意点⑤複数シナリオⅥ. テストマーケティング
1.プロトタイプによるテストマーケティング
2.テストマーケティングの目的
3.テストマーケティング活動例
4.QCDによるマイルストーン設定
ワーク:テストマーケティング施策の設定標準実施時間 5時間+休憩1時間
《備考》
オンライン受講される方は、マイク・カメラ付きのPCでご参加ください。
《受講費用割引に関するご案内》
同一企業様から複数名同時にお申し込み頂くと、人数に応じて下記割引が適用されます。
[2名様⇒20%、3名様⇒30%、4名様⇒40%、5名様以上⇒50% の割引となります]
お申込みの際はメッセージ・ご質問等の欄に、オンライン受講・会場受講のいずれかご希望の受講形式を明記してください。
講師プロフィール
川崎 響子(かわさき きょうこ)
株式会社ファースト・イノベーテック 代表取締役
1994 〜 1998 東海大学工学部応用物理学科
大学を卒業後、20年来に渡り、日本企業、外資系企業においてDRAMメモリ、LSI、組み込みシステム開発、技術戦略に携わる。
2003年より株式会社リコーにおいて、主に新規事業の立ち上げや新商品の開発に従事する傍ら、技術開発戦略の立案リーダーとして、事業提案から商品実用化開発まで「アイディア」を「形」にする業務に一貫して携わる。
現在、(株)ファースト・イノベーテック 代表取締役としてコア技術を活かした新商品・新規事業立ち上げ、技術戦略、ロードマップ立案や省リソース&市場探索型の開発推進法をテーマに企業支援を行う。